私がNYにいる間、父は心配だったのか、叔父のうちに何度も電話してきていた。
別に私と話すわけでもなく、叔父と話していたけれど、「言葉が通じないのにちゃんとコミュニケーションできているのか」とか色々おじさんに聞いていたらしい。
そんなに自分の娘が頼りなく思えるのかね。
私はもういい年したおばさんなんだけど。大人なんですけど。
そのときに父が叔父に語った話で、日本にいる父の姉(日本にいる唯一の親戚)の娘(私の従姉)が、もう60近くになるというのに、ソウルに料理留学すると言う話が出ています。先夫が亡くなってから日本人の男性と数年前に再婚したばかり。じゃあ、ダンナサマのSさんはどうなるんだろう。一緒に行くのかしら・・・このお姉さんはエッセイや小説を書いているのだけれど、私生活は子どもの事で色々苦労しているみたい。何も知らない私は時々その文章を読んでは衝撃を受けるわけ。「ええっ!こんな事が起こっていたのっ?!・・・(知らなかった・・・)」衝撃のあまりビービー泣いてしまう私。「パパも最後まで辛くて読めないよ。」と父も言う。
そんな風にこのお姉さんは、衝撃的な話をネタにせっせと小説を書いているんですけどね。
「私小説のネタにしないともうやってられないわよう」だって・・。
料理留学もいいけれど、大丈夫なのか?このお姉さんは、なんだか危なっかしくて、ほっとけないタイプ。身内の私が見ていてもなんだかなぁ・・・って思うもの。
小説を書いたりするという行為は、かなり自己顕示欲が強くなければ出来ない行為だと思うのです。(ブログもそうかな)
それはお芝居をしている友達にも言える事で、強い自己顕示欲の塊のような女性は、一緒にいると疲れます。(私も疲れるタイプかな)
従姉もかなり疲れるタイプ。昔から才色兼備で蝶よ花よで育っちゃってるから、お母さん役がぴんと来ない。「結婚して母になるより、ずっと仕事についているのが合っていたのに」と誰もが言います。だから従姉の子どもは可哀想・・・けれどお互いに絶対に離れようとしない。
相互依存の関係だ。
大人になるって難しい・・・