下の記事の文脈、あまりにめちゃくちゃなので、ちょっと直しました。
思いつくままに書き綴り、添削もせずにそのまま送信しちゃう、私の悪い癖でございます。
さて、最近新しい本はあんまり買ってないんですけど、昨日の記事関連で、Ainuもの。
北海道という地名を最初につけた「松浦武四郎」と言う人が書いた「アイヌ人物誌」という本があります。Ainuの人たちの松前藩時代の過酷な状況を、一人一人にスポットを当てたルポタージュとでも言いましょうか。作者の人柄か、とてもヒューマンで人情味溢れる文章です。ちなみにこの本は江戸時代に幕府から発禁処分を受けました。
そして十数年前、二風谷の博物館で手にした、社会党参議院議員になった菅野茂さんが書いた本を購入。この方のおじいさんが、なんと江戸時代に書かれた松浦武四郎の人物誌に登場している少年でした。その少年は松前藩の番屋の過酷な労働から逃げ出すために、自分で指を切り落とし、逃げて帰るのです。
そして菅野茂さんが書いた本には、そのおじいさんの写真が載ってました。やはり指の先はありませんでした・・・。菅野茂さんは松浦武四郎のことは一言も書いていませんから、自分のおじいさんが、江戸時代に書かれた本に登場していたことは、知らなかったのだと思われます。
江戸時代の人の書いた本と、現代人が書いた本に、厳然と残る整合性。深く感嘆し、記録としての文字の偉大さを痛感したものです。
惜しむらくはAinuの人たちが文字を持たなかったこと。
残念です。